New riegel
リーゲルテレスコープにおける新たな取り組み
リーゲルテレスコープにおける新たな取り組み
昨今、歯科技術の進歩により多くの方がインプラント治療をされております。
インプラントの普及が広まっているのに対し、入れ歯のイメージは昔のままです。しかし、昨今の入れ歯は材料や製作方法も進化し、見た目にもわからないものが開発されています。
入れ歯になると言われて、ネガティブな気持ちをお持ちの方にこそ、知っていただきたい技術です。
ドイツで開発された、リーゲルテレスコープ義歯がその一つで、入れ歯の中に鍵がかかるようになっており、その開閉で入れ歯をつけたり外したりすることができるものです。
※歯に直接かぶせる内冠
※入れ歯の部分の外冠
この入れ歯は、当院顧問の稲葉繁先生がドイツチュービンゲン大学に客員教授として在籍していた際、エーリッヒ・ケルバー教授が世の中に広めた方法として知られています。
当時から、白金加金を用いておりましたが、昨今ドイツではコバルトクロム合金を用いた技術に置き換わりました。
コバルトクロム合金の優れたところは、強くて軽いこと。
軽いため、歯に負担をかけることなく使用できます。
また薄くできるということは、その分、リアルな歯の色を出すことができ審美的にも優れていると言えるでしょう。
当院の姉妹ラボである、Weber dental labor においても、コバルトクロム合金を取り入れることができるように、硬い金属を加工できる放電加工機を導入しました。
コバルトクロム合金はとても硬い金属なため加工が難しいと言われています。
特に鍵の部分であるレバーは、患者様の指で外すことができるように角度や形など様々な工夫がされています。
リーゲルテレスコープについてはこちらのページでより詳しくご紹介しておりますのでぜひご覧ください。