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下の両奥歯が無い方の治療方法について〜入れ歯日記2日目〜
下の両奥歯が無い方の治療方法について〜入れ歯日記1日目〜の続きとなります。
🌼入れ歯日記🌼
〜2日目〜
昨夜は入れ歯を外したら土台のある部分の歯茎から出血だらけ。久々に絶望的気分復活。
お手入れブラッシング指導していただいたように、丁寧に細かく汚れを取りました。
出血はほとんど治まりましたが、全体的に赤くて状態がよろしくない……
初日は装置感ありありでロボットになってしまった気分でした。
たったひと晩でかなりフィットしてきて、舌の居場所も普通になってきた。
上のブリッジは美しく(昨日は鏡を見る気持ちになれなかった)
素材も体に良いものでさすがに軽くて気持ちが良い!
保険の入れ歯は喋るだけで浮いてきてしまい見映えも悪く違和感だらけ。装置してるだけでストレス!
洗浄して朝まで水の中につけておく入れ歯は、かなり年をとった昔のおばあちゃんみたいで精神的にもつらい。
引っ掛けている歯も負担で次々とダメになる。すぐにやめてしまった。
このドイツ式は、つけたまま寝られるし外したいと思わない。
きちんと調整されているので(今のところ食事以外)噛み合わせの違和感は全く無し。見た目も入れ歯とわからない。
今朝はいつもより1時間遅くまで寝ていて、お腹が空き一日2食宣言どころか食べなくちゃ元気回復出来ない!と切り替え、クリームシチュー大盛り食べてしまいました。じゃがいもを噛むと浮いてしまうこともあり。
恐る恐る歯みがきのため入れ歯を外し……歯茎の赤み腫れもひいていて出血もなし(!)
やっぱり由里子先生のパワー源
睡眠時間大事!奥歯で噛みしめるって力も出ます!そのうち顔もふっくらしてくるようになればいいな。
パンも食べられるかも
●質問です
熱いものは気をつけたほうがよろしいでしょうか?
〜回答〜
入れ歯日記をつけてくださってありがとうございます!
そうですね、熱が伝わりやすいかもしれませんが、いつもの通りで良いと思います。
体温と同じなので、あまり、気にせずにお使いください。
使っている金属は、体に安全なものです。スイスの会社のもので、長くお付き合いさせていただいているものなので、どうぞ安心してくださいね。
下の両奥歯の無い方の治療方法について〜入れ歯日記3日目、4日目〜
に続きます。
筆者プロフィール
稲葉歯科医院
院長 稲葉 由里子■経歴
- 1997年 日本歯科大学卒業 歯科医師免許習得
- 1997年 日本歯科大学研修医
- 1998年 東邦大学大橋病院 麻酔科で一年間研修医
- 1999年 稲葉歯科医院 開業
- 2010年 医療法人社団 秀峰会 設立
- 2016年 テレスコープ義歯専門技工所 Weber dental labor 開設 現在に至る
- ※ドイツやスイスで各種研修を受講
■所属
- IPSG総務理事
- Weber dental labor 代表
- EPA ヨーロッパ補綴学会 会員
- ISOI国際インプラント学会 会員
- WDAIインプラントアカデミー 会員
- 顎咬合学会 認定医
- スイス商工会議所 正会員
- ドイツ商工会議所 正会員
■患者さまへのメッセージ
奥歯を失うと、片方だけで噛むような癖がついてしまいます。 残っている周りの歯に負担がかかるだけではなく、顔の表情にも左右差が現れるなど、 連鎖して様々な部位に症状が現れます。
第一選択肢として、インプラントが考えられますが、インプラントが怖い方、骨が弱い方、ご病気をお持ちの方もいらっしゃいます。
そのような方へ、取り外しができるブリッジのような感覚でお使いいただけるドイツ式入れ歯、テレスコープ義歯をご紹介させていただいております。
入れ歯の中に鍵がかかるようになっているため、鍵を開かない限りは決して外れることはなく、舌で持ち上がることもないため、入れ歯であることも気づかれません。
たくさんの症例を経験して参りましたので、 これまでの患者さまの経過も含めブログにご紹介させていただきたいと思います。