ブリッジから入れ歯へ〜下あご奥歯3本、インプラント以外の治療方法〜

ブリッジから入れ歯へ〜下あご奥歯3本、インプラント以外の治療方法〜

【目次】
●ブリッジから入れ歯へ
●インプラントが適さない方
●ドイツ式入れ歯、リーゲルテレスコープのご紹介
●取り外しができることのメリット
●治療内容について

●ブリッジから入れ歯へ

奥歯のブリッジがダメになってしまうと、3本分の歯を同時に失ってしまったという思いがけない状態になることがあります。   まず調べるのはインプラントだと思いますが、患者さまの中には、インプラントが適さない場合もあります。

●インプラントが適さない方

◎重篤な糖尿病や高血圧など、インプラント治療にリスクを有する全身疾患をお持ちの方

◎骨の量が薄いため、インプラントができないと言われた方

◎骨粗鬆症があり、お薬を飲まれている方

◎インプラントが怖くてやりたくない方

そのような場合はリーゲルテレスコープというドイツ発祥の入れ歯を使用する事により解決する事ができます。

●ドイツ式入れ歯、リーゲルテレスコープのご紹介

患者さまは30代女性。
インプラントはお手入れが大変であること、やり直しをされた方のお話を聞いたことから、インプラントを埋め込むのが怖いということで、希望されていらっしゃいませんでした。

そこで、ドイツ式入れ歯、リーゲルテレスコープをおすすめさせていただきました。

   

右下の奥歯3本を失っていたため、手前の2本を利用し、内冠を被せます。

   

その上から、リーゲルテレスコープ外冠を被せます。

   

入れ歯の中には鍵があり、その開閉により、入れ歯を取り外すことができます。

 

完成した、リーゲルテレスコープです。

外して歯磨きをする時以外は、普段は違和感を感じることがありません。

と、感想をいただきました。 左右対称に噛む事ができるため、顔の筋肉が均等につき、頬には赤みが差し、口角が上がり笑顔を取り戻すことができます。

●取り外しができるメリット

取り外しができるということは、デメリットのように感じますが、実はメリットでもあります。   何か異常が起きた時、取り外しができることで、修理をすることもできます。

見た目にも金属が見えることがないため、患者さまにも喜んでいただきました。

片側リーゲルテレスコープ(小さなタイプの入れ歯)が適応するのは、失ってしまった歯が3本まで。   残っている手前の歯、2本が神経があり健康であることが条件となります。

●治療内容について

●治療内容
上あご奥歯3本分の治療、ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープ
治療、仮歯製作など含む
●治療期間・回数
4ヶ月・6回
●費用
上あごリーゲルテレスコープ ¥1,200,000(税別)
(自由診療)
●リスク・副作用
清掃を怠ると歯周病が起こることがあります。
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。

 

もし、この条件に当てはまらない場合は、他に治療方法がございますので、一度ご相談にいらっしゃっていただければと思います。

「奥歯を失った場合の部分入れ歯」治療法3つをご紹介。YouTubeチャンネルでもご紹介させていただいておりますので、ご参考になさってください。

筆者プロフィール

著者

稲葉歯科医院
院長 稲葉 由里子

■経歴
  • 1997年 日本歯科大学卒業 歯科医師免許習得
  • 1997年 日本歯科大学研修医
  • 1998年 東邦大学大橋病院 麻酔科で一年間研修医
  • 1999年 稲葉歯科医院 開業
  • 2010年 医療法人社団 秀峰会 設立
  • 2016年 テレスコープ義歯専門技工所 Weber dental labor 開設 現在に至る
  • ※ドイツやスイスで各種研修を受講
■所属
  • IPSG総務理事
  • Weber dental labor 代表
  • EPA ヨーロッパ補綴学会 会員
  • ISOI国際インプラント学会 会員
  • WDAIインプラントアカデミー 会員
  • 顎咬合学会 認定医
  • スイス商工会議所 正会員
  • ドイツ商工会議所 正会員
■患者さまへのメッセージ

奥歯を失うと、片方だけで噛むような癖がついてしまいます。 残っている周りの歯に負担がかかるだけではなく、顔の表情にも左右差が現れるなど、 連鎖して様々な部位に症状が現れます。

第一選択肢として、インプラントが考えられますが、インプラントが怖い方、骨が弱い方、ご病気をお持ちの方もいらっしゃいます。
そのような方へ、取り外しができるブリッジのような感覚でお使いいただけるドイツ式入れ歯、テレスコープ義歯をご紹介させていただいております。
入れ歯の中に鍵がかかるようになっているため、鍵を開かない限りは決して外れることはなく、舌で持ち上がることもないため、入れ歯であることも気づかれません。

たくさんの症例を経験して参りましたので、 これまでの患者さまの経過も含めブログにご紹介させていただきたいと思います。

記事カテゴリー